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品質を支える仕組み-当社独自の品質改善活動「FQM」とは?

はじめに
製造業において、品質はお客様からの信頼そのものです。どれほど優れた技術や設備を持っていても、品質が安定していなければ、お客様に安心して製品をご使用いただくことはできません。
当社は、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを運用するとともに、独自の品質活動として「FQM(Fujita Quality Management)」を推進しています。
さらに、事業分野ごとに適切な品質マネジメントシステムを構築しています。
受託製造(EMS,OEM,ODM)部門では医療機器向け品質マネジメントシステム「ISO13485」を、精密切削加工部門では自動車産業向け品質マネジメントシステム「IATF16949」および航空・宇宙・防衛産業向け品質マネジメントシステム「JIS Q 9100」を取得しています。
これらの国際規格に基づく品質マネジメントシステムに加え、当社独自のFQM活動を継続することで、お客様に安心して製品をご採用いただける品質体制の構築に取り組んでいます。
今回は、当社独自の品質活動「FQM」を通じて、品質をどのように支えているのかをご紹介します。
当社の品質理念と品質方針
当社では、品質理念として「原理原則を守り、基本に忠実な作業を実行する」ことを掲げています。
また、品質方針として次の6項目を定めています。
- お客様に喜ばれる製品を提供する
- 当社の製品は業界で最高の品質であることを目指す
- 法規制、顧客要求事項およびその他要求事項を遵守する
- 品質マネジメントシステムを構築・推進し、その有効性を継続的に改善する
- 顧客満足向上を目指す
- 5ゲン主義(現場・現物・現実・原理・原則)を重視する
ものづくりの現場では、経験や技能も重要です。一方で、品質を安定して維持するためには、決められたルールや標準を確実に守ることが欠かせません。こうした品質理念・品質方針を実際の現場で形にするため、当社では独自の品質活動「FQM」を推進しています。

QCサークル活動による現場改善
FQM活動の大きな柱の一つが、QCサークル活動です。
当社では各職場ごとにQCサークルを編成し、品質改善や業務改善に取り組んでいます。各サークルでは定期的にミーティングを開催し、日々の業務の中で感じている課題を共有しながら、改善テーマを決めて活動を進めています。
主なテーマには、次のようなものがあります。
- 作業品質の向上
- 生産性の改善
- 不良の削減
- 作業負荷の軽減
- 職場環境の改善
活動の成果は、年に一度開催されるQC発表会で全社に共有されます。他職場の改善事例を知ることで、新たな気づきが生まれ、自職場の改善につながることもあります。また、職場間の良い刺激となり、全社的な改善意識の向上にもつながっています。
さらに当社では、QCサークル活動に加え、社員一人ひとりによる改善提案活動も実施しています。日々の業務の中で「もっと良くできないか」と考え、小さな改善を積み重ねることが、品質向上だけでなく、生産性や働きやすい職場づくりにもつながっています。
QM診断による職場力の向上
FQM活動のもう一つの柱が、QM診断です。
QM診断は、各職場の品質管理レベルを継続的に高めることを目的とした活動です。
毎年11月の品質月間には、役員が各職場を巡回し、5S活動や「見える化」の状況、FQMで定めた評価項目について診断を行います。対象となる職場は約20職場に及び、診断結果は点数化されます。優秀な職場については表彰を行い、全社的な品質向上意識の醸成につなげています。
各職場にとっては、診断に向けて職場環境や管理状況を見直す良い機会となるだけでなく、役員と現場責任者が直接対話する貴重な場にもなっています。現場の課題や改善要望について意見交換を行うことで、品質向上だけでなく、より良い職場づくりにもつながっています。
不良発生時の再発防止に向けた取り組み
当社では、不良ゼロを目標に品質改善活動を進めています。一方で、製造業である以上、不具合が発生する可能性を完全にゼロにすることは容易ではありません。
重要なのは、不具合が発生した際に原因を明確にし、同じ問題を繰り返さない仕組みをつくることです。当社では、不良が発生した場合、速やかに連絡票を発行し、品質保証部が中心となって原因究明を行います。
その際には、
- なぜ発生したのか
- なぜ流出したのか
- 再発防止のために何を行うのか
を整理し、必要に応じてお客様へご報告します。
さらに、その内容は毎月開催される品質会議でも共有されます。品質保証部だけでなく、経営層や関係部門も参加し、再発防止策の妥当性や、他の製品・工程への水平展開の必要性について議論を行います。
品質を現場任せにするのではなく、会社全体で支えること。これもFQM活動の重要な考え方の一つです。
品質改善活動が目指すもの
品質改善活動の目的は、単に不良を減らすことだけではありません。お客様に安心して製品をご使用いただき、継続して当社を選んでいただける企業になること。それが、当社の品質改善活動が目指す姿です。
そのためには、次の3つの要素が重要だと考えています。
- 品質を守る仕組み
- 品質を改善する仕組み
- 品質を支える人づくり
当社ではFQM活動を通じて、これらを継続的に強化しています。
品質は、特定の部門だけでつくるものではありません。設計、製造、検査、営業、管理部門を含め、会社全体で支えていくものです。
一人ひとりが品質に対する意識を持ち、日々の業務の中で改善を積み重ねることが、お客様からの信頼につながると考えています。
まとめ
当社では、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムに加え、独自の品質改善活動「FQM」を通じて品質向上に取り組んでいます。
QCサークル活動やQM診断による継続的な改善に加え、不良発生時には原因究明と再発防止を徹底することで、品質を会社全体で支える仕組みを構築しています。
品質は、一人の力や一つの部門だけで実現できるものではありません。全社員が品質意識を持ち、それぞれの立場で改善を積み重ねることが、お客様からの信頼につながると考えています。
これからも当社は、品質理念である「原理原則を守り、基本に忠実な作業を実行する」のもと、FQM活動を継続し、お客様に安心してご使用いただける製品づくりを追求してまいります。


